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「プログラミングに興味はあるけれど、何から学べばいいのかわからない」
「勉強しても、それをどこで活かせばいいのかイメージできない」
こう感じて、プログラミング学習を途中で挫折してしまう人は少なくありません。
特に独学の場合、学習の目的があいまいだと、モチベーションを維持するのが難しくなります。
そんな方におすすめしたいのが、外国為替(FX)の自動売買プログラムを自作することです。
FXの自動売買では、あらかじめ決めたルールに従って売買を自動で行うことができます。
感情に左右されず、24時間取引を継続できるのが大きな特徴です。
この自動売買プログラムをPythonで作れば、次のようなメリットがあります。
- プログラミングの目的が明確になる(学びが投資という実用に直結)
- 戦略を自分で自由に組み立てられる(市販ツールより柔軟)
- AIやデータ分析の知識も活用できる(学んだことが応用可能)
「勉強して終わり」ではなく、「学んだ知識を活用して利益につなげる」ことができるのが、FX自動売買プログラムを学習テーマに選ぶ大きな魅力です。
本シリーズでは、プログラミング初心者でもゼロから取り組めるように、環境構築からコードの書き方、バックテスト、実際の取引までを段階的に解説します。
サンプルコードも掲載しているので、学んだその日から実際に動かして試すことができるのでチャレンジしてみてください!
自動売買プログラムの作成手順

「FXの自動売買プログラムをPythonで自作しよう」シリーズでは、この記事を含めると全10回でPythonでのプログラミングの環境構築から実際に自動売買するまでを解説しています。
このシリーズでは以下の流れで進めていきます。
- Pythonの開発環境を用意する
- API対応のFX口座を開設する
- 自動売買プログラムを開発する
- バックテストやパラメータ最適化で精度を高める
まずは Pythonの環境構築 から始めましょう。
Pythonの開発環境の用意
Pythonでプログラムを作成するには、自分のパソコンにプログラミングができる環境を用意する必要があります。
当ブログでは、Pythonに特化したPyCharmというIDE(統合開発環境)を使ってプログラミングをしています。IDE(統合開発環境)とは、ソフトウェア開発に必要なエディタやテストツールなどを一つにまとめたものです。
まだ開発環境を用意できていない方は、次の記事を参考にしてください。


APIに対応した外国為替FXの口座を開設
外国為替FXの取り引きをするためには、APIに対応した取引所に口座を開設する必要があります。
APIとは、「アプリケーション・プログラミング・インターフェース(Application Programming Interface)」の略で、Pythonのプログラムで取引所の注文の操作ができるようになる仕組みです。これにより自動売買が可能になります。
国内の業者ではGMOコインの外国為替FXが候補になります。当ブログではGMOコイン用の自動売買プログラムを紹介しているので、次の記事を参考にして口座の開設をお願いします。


自動売買プログラムの開発
以下の記事で、基本的な注文の出し方からシステムトレードの実装方法、資金管理までを解説してます。記事の内容を理解すれば、自分だけのオリジナル戦略を開発できるはずです。



バックテストとパラメータの最適化
バックテストとは、過去のデータを用いてシステムトレードや売買戦略の有効性を検証する手法です。
次の記事では、backtestingというライブラリを使ってバックテストをする方法とパラメータの最適化をする方法を解説してます。

番外編
作成した自動売買プログラムを自宅で24時間稼働させておくのが難しい場合は、VPSというサービスを利用するのがおすすめです。VPSとは、「Virtual Private Server」を略した名称で「仮想専用サーバー」などと呼ばれます。サーバーを借りて、サーバー上で自動売買プログラムを稼働させます。

もっと簡単に自動売買を始めるなら
FXの自動売買をしたいけど自動売買プログラムを自作するのにハードルを感じる場合は、FX自動売買(システムトレード)サービスを利用する方法もあります。
トレイダーズ証券の「みんなのシストレ」では、みんなのFXで実際に取引しているトレーダーや自動売買プログラム(ストラテジー)を選択することで、自分の代わりに24時間自動で取引を行ってくれます。
SNS感覚で簡単に始められ、FX初心者にも人気があります。
「みんなのシストレ」については下記の記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
おわりに
Pythonを使った外国為替FXの自動売買は、初心者でも始めやすい魅力的な方法です。まずはシンプルな戦略から始め、徐々に高度な戦略に挑戦してみてください。
自らFXの戦略を考えることでプログラミングのスキルも身に付くはずです。
次回は AnacondaとPyCharmをインストールして開発環境を整える方法 を解説します。
ここから本格的にPythonを使った自動売買の準備が始まります。
なお、FXは常に運用リスクが伴います。投資の実行は必ずご自身の責任で判断されるようお願い致します。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。